エレメントレス構造
交換式フィルタエレメントを使わない構造
内部に交換式フィルタエレメントを使用していません。 分離した水滴・油滴・異物は本体下部へ落下し、ドレン排出器から排出されます。
圧縮空気中の水分だけでなく、油分や異物もトラブルの原因になります。 さらに、ドライヤー通過後でも、長い配管や温度差によって 設備直前でドレンが再発生することがあります。
エアドライヤーは、コンプレッサーで発生する水分を 上流で低減するために有効です。 しかし、その後の配管で生じる再凝縮水や、 配管内の油滴・さびなどの異物が、 末端機器まで到達する可能性があります。
WELL AIRを装置入口に設置し、 用途に必要なエア品質へ仕上げる前処理を行います。
コンプレッサーが吸い込んだ空気中の水蒸気は、 圧縮・冷却されることで液体となり、配管内にドレンとして発生します。 例えば、37kWコンプレッサーでは8時間に理論上約70Lの ドレンが発生します。
22kWコンプレッサー
8時間の理論ドレン量
約42L
37kWコンプレッサー
8時間の理論ドレン量
約70L
75kWコンプレッサー
8時間の理論ドレン量
約142L
WELL AIRが圧縮空気中の水滴を分離する様子を、 実際のテスト映像で確認できます。 文章だけでは伝わりにくい分離の様子を、 短時間でご覧いただけます。
※動画内の音声は英語です。映像を中心にご確認いただけます。
内部に交換式フィルタエレメントを使用していません。 分離した水滴・油滴・異物は本体下部へ落下し、ドレン排出器から排出されます。
電気や熱源を使用せず、空気の流れだけで作動。 高速旋回流と衝突分離により、水滴・油滴・異物を外周へ分離します。
一般的な水系ドレンに対応する仕様と、油分・固形物を含むドレンに配慮したDT仕様をご用意しています。 ドレンの状態や使用条件に合わせて特殊仕様もご提案します。
圧縮空気を本体内部で高速旋回させ、 遠心力と衝突分離によって、比重の重い水滴・油滴・異物を 外周へ分離します。
分離した水滴・油滴・異物は本体下部へ落下し、 中心部に集まった空気が出口へ流れます。
交換式フィルタエレメントを使用しない構造です。 微粒子やオイルミストまで処理する場合は、 後段に精密フィルタを組み合わせます。
水滴・ドレン
99.99%
除去率
液体油分・油滴
99.99%
除去率
3μm以上の固体粒子
99.99%
1μm以上:約97%
WELL AIRを基点に、必要な品質まで段階的に仕上げます。
水滴・油滴・異物の処理から、微粒子・オイルミスト、低露点化まで、
用途に合わせた構成をご提案します。
| 項目 | WELL AIR単体 | WELL AIR CLEAN | WELL AIR DRY |
|---|---|---|---|
| 構成 | WELL AIR |
WELL AIR +精密フィルタ |
WELL AIR +精密フィルタ +メンブレンエアドライヤ |
| 主な処理対象 |
水滴・油滴・ 3μm以上の固体粒子 |
微粒子・ オイルミストまで処理 精密フィルタろ過度:0.01μm |
水蒸気を低減し、 低露点化 |
| 用途例 |
電磁弁・シリンダ 空圧工具 一般エアブロー |
精密加工 塗装 高品質エアブロー |
精密計測 結露対策 低露点を要する設備 |
| 仕上げる品質 |
液滴・油滴・ 粗粒子の処理 |
微粒子・ オイルミストまで処理 |
水蒸気まで処理し、 低露点化 |
|
ISO 8573-1 システム目標 |
[3:4:-] | [1:4:2] | [1:採用仕様による:2] |
構成 WELL AIR
主な処理対象 水滴・油滴・3μm以上の固体粒子
用途例 電磁弁・シリンダ・空圧工具・一般エアブロー
ISO 8573-1 システム目標 [3:4:-]
構成 WELL AIR+精密フィルタ
主な処理対象
微粒子・オイルミストまで処理
(精密フィルタろ過度:0.01μm)
用途例 精密加工・塗装・高品質エアブロー
ISO 8573-1 システム目標 [1:4:2]
構成
WELL AIR+精密フィルタ
+メンブレンエアドライヤ
主な処理対象 水蒸気を低減し、低露点化
用途例 精密計測・結露対策・低露点を要する設備
ISO 8573-1 システム目標 [1:採用仕様による:2]
※ISO 8573-1の表示順は「固体粒子:水分:総油分」です。 記載値は、構成機器の公称性能および当社試験結果に基づく システム目標であり、保証値ではありません。
※水分Class 4は、上流に適切な冷凍式エアドライヤーを 設置した場合の目標値です。 「-」は等級未設定を示します。 DRYの水分等級は、入口条件および採用仕様により異なります。
WELL AIRで水滴・油滴・粗粒子を前処理し、 必要に応じて精密フィルタや メンブレンエアドライヤを組み合わせます。
一般空圧用途にはWELL AIR単体、 微粒子・オイルミスト対策にはCLEAN、 低露点を必要とする用途にはDRYをご提案します。
一つの装置ですべてを処理するのではなく、 液滴・油滴・粗粒子、微粒子・オイルミスト、 水蒸気という順番で、それぞれに適した機器を組み合わせます。
構成選定について: 必要なエア品質、使用流量、入口圧力、入口温度、 配管条件により適切な構成は異なります。 詳細はお問い合わせください。
TECHNICAL COLUMN
「ドライヤーだけで十分なのか」 「どの種類のドライヤーを選ぶべきか」 「WELL AIRとどう組み合わせるべきか」を、 用途別・役割別にわかりやすくまとめています。
まず全体像を知りたい方は 組み合わせ方の記事 から読むのがおすすめです。